読み物作家たちのベスト3

　亡くなった高校時代の恩師が、かつてこう言った。
「趣味は読書だなんて言うな。読書を趣味と公言している奴に碌なやつはいない。読書は人間の発展に欠かせないものだ。本を読みなさい。趣味ではなく人生のために。」
　かっこいいですね。人間の成長のために読書は必須栄養素です。私もそう思う。でも、一方で楽しい読書もある。子供の頃に読んだ「ドリトル先生」や「長靴下のピッピ」、小学生高学年では、「シャーロック･ホームズ」や「少年探偵団」シリーズ。現在でも数多くのミステリー。結局のところ、私は、栄養のための、あるいは知的欲求のための読書より、楽しみのための読書を沢山してきたように思う。そして、今後もそれは続く。
　そんな、ドクターTの楽しみ読書遍歴で見つけた、読み物作家たちの私的ベスト3を挙げる。
　とはいえ、読み物作家たちの作品は膨大です。例えば、赤川次郎は300冊以上の著書があるはずですが、さすがに全部は読んでいません。150は間違い無く読んでいますが。主要作は全部読んでいると断言できるのは寡作の女流、高村薫ぐらいか。そういう中で選んだベスト3、所詮は個人のお遊びです。
　私は違う意見がある、と言う人は大いに言ってください。いろんな意見があるほうが面白い。ホントにそう思います。

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