掲示板の過去の書きこみ(7)

まだ読めるのもありますけれども・・・・。

 

そんなに安いのですか?
どくたーT@管理人(747) 投稿日 : 2003年5月5日<月>11時52分/東京都/男性/おじさん
 
庄野潤三全集は、発売時の定価が1冊1600円、全巻揃いで16000円でした。もし、それが今20000円で入手出きるのであれば、これはお得だと思います。

ふかお様
まさか1冊の値段という事ではないですよね

ふかお(748) 題名:全集の値段 投稿日 : 2003年5月5日<月>12時24分/京都府/男性/おじさん
 
そうなんです。ちょっとネットで調べてみると、全10巻揃いで、高いところで2万8000円、安いところで1万5000円、その中間もあります。
私は、かなり前ですが、1万5000円で買った記憶があります。それは、1冊当たりの定価が2200円となっていますから、当初の1600円より値上がりしたのですね。
内容からすると、古書店の値段は安いです。売れるとなると高くなる恐れがありますが。 

 

遅ればせながら
ほくと(734) 投稿日 : 2003年5月2日<金>17時51分/神奈川県/女性/おばさん

管理人様 先日はすっかり舞い上がってしまっておりましてご挨拶を忘れておりました。大変失礼いたしました。これからもよろしくお願いいたします。730もの書き込みを丹念に読ませて頂いてます。熱心な愛読者の方に頭が下がります。管理人様のおっしゃるとおり庄野さんと同じ空気を吸ってると思うことを喜んでます。1月末、「麻生不動のだるま市」にも行って、「大磯の福田屋」で達磨を買いました。庄野さんも来ておられるはずと思いながら。。

ふかお(746) 題名:全集 投稿日 : 2003年5月4日<日>12時51分/京都府/男性/おじさん
 
どくたーT様
ほんとうに最近の出版物は、あっという間に書店から消えてしまいますね。
私は、貴兄のように高校入学時に庄野さんの全集を入手されるような早熟児ではなかったので、ずっと後年に古書店で全集をもとめました。現在の古書値段でも、2万円くらいで取り寄せ出来るようですので、これは庄野ファンなら買う値打ちがあると思います。阪田寛夫さんのノートも素晴らしいですしね。この「庄野潤三ノート」も単行本、文庫本になっていたのですが、瞬く間に姿が見えなくなりました。

どくたーT@管理人(745) 題名:弘前城の桜 投稿日 : 2003年5月4日<日>12時27分/東京都/男性/おじさん
 
ふかお様
いつもありがとうございます。
庄野先生のご本は、特に古い本は入手困難なものが多いのですよね。例えば、晩年シリーズ8作を現役で全て読めるかと言うと、「ピアノの音」は既に版元品切れですし、「せきれい」も多分そうです。新潮社はちゃんと文庫化してくれるから良いのですが、講談社と文春は、一寸動きが遅いです。それ以前の各書も版元品切れの連続で、絶版にはしないはずの講談社文芸文庫「紺野機業場」も版元品切れです。
ファンとしては、残念なことですね。

隼人様
東北の春は一挙に来ますね。私は弘前城公園を二回ほど訪れたことがあるのですが、どちらも桜の季節ではありませんでした。とても綺麗だそうで、一度見たいものだと思っています。私が死ぬ迄みてみたい桜は、吉野の桜と弘前城の桜です。林檎の花も可憐で好きです。

隼人(740) 題名:ガンビア滞在記 投稿日 : 2003年5月3日<土>13時03分/青森県/男性/50代後半
 
皆様!おはようございます。GWの第二弾をどのようにお過ごしでしょうか。
こちら津軽では桜が満開からやや散り始めた頃ですが、それをうめるように
しろい林檎の花がちらほら咲きほころんできました。可憐な花弁です。
さて、「ガンビア滞在記」ですが、僕は今の今まで自分の書棚にあるものと
思っていました。でもまったくの勘違いであることが分かりました。
ふかお様が仰るように別なもので読んでいたのですね。あるいは「ガンビアの春」
と勘違いしていたかのもしれません。にわかに「・・滞在記」が欲しくなりました。
今まで古書店で見逃していた可能性も。これからは上京したときの古書店通いが
楽しみになります。教えていただき、感謝致します。ありがとうございます。

ふかお(739) 題名:追伸 投稿日 : 2003年5月3日<土>10時07分/京都府/男性/おじさん
 
言わでものことですが、講談社の全10巻の全集の第3巻には、「ガンビア滞在記」が収録されています。しかし、この全集自体、今では古書店に注文するしかないですからね。

ふかお(738) 題名:ガンビア滞在記 投稿日 : 2003年5月3日<土>09時51分/京都府/男性/おじさん
 
ほくと様、はじめまして。
「ガンビア滞在記」は手に入りましたでしょうか。私も、昭和37年刊行のオリジナル本は入手出来ず、昭和55年発行の「新潮現代文学」40の庄野さんの巻に、「浮き燈台」「流れ藻」と併せて収録されているもので、ようやく読むことが出来ました。
この全集は、大きい書店だとまだ置いてあるところがあるかもしれません。
勿論、古書店で、オリジナルを探す手もあると思いますが。

どくたーT@管理人(737) 題名:麻生不動のだるま市 投稿日 : 2003年5月3日<土>00時21分/東京都/男性/おじさん
 
一度行ってみたいと思いながら、一度も行ったことがありません。お近くだと行かれる機会も多いのでしょう。そういえば、「庭の小さなばら」は、ちょうどだるま市の前で終っている様で、「だるま市にいかれた」という話は載っていませんでしたね。

 

情報をありがとうございました
ほくと(741) 投稿日 : 2003年5月3日<土>16時40分/神奈川県/女性/おばさん
 
気楽に考えておりましたが「ガンビア滞在記」の入手は困難ですね。いろいろ教えていただき有難うございました。図書館か神田まで足を伸ばすかしてみます。

どくたーT@管理人(743) 題名:ガンビア滞在記 投稿日 : 2003年5月4日<日>12時05分/東京都/男性/おじさん
 
「ガンビア滞在記」は私は3冊もっています。一つが庄野潤三全集第3巻。もう一つがふかお様ご紹介の新潮現代文学。それに小学館発行の昭和文学全集21巻「小島信夫、遠藤周作、庄野潤三、阿川弘之集」です。昭和文学全集は二年ほど前新宿紀伊国屋書店のの書架には残っていたので、購入可能だと思います。
また、同書は、中公文庫で出ていたのですが、それはもう品切れですが、10年ほど前までは現役本だったので、古書店での入手は容易ではないかと思います。


驚きの出会い
ほくと(729) 投稿日 : 2003年5月1日<木>17時56分/神奈川県/女性/おばさん

以前からのファンです。
「ガンビア滞在記」が欲しくて検索してましたらこの部屋に出会いました。なんと熱烈な愛読者の方がたがおられることかと狂喜乱舞の気持ちです。
庄野さんは川崎の生田に住んでおられ、我が家から3駅のところです。先日も「浄水場」のそばを車で通りましたが、お宅はこの辺りかしらと思うだけでもどきどきするものでした。「益膳」の前を通って帰りました。「庭の小さなばら」読了しました。「登場人物一覧表」は自分でも作ってみたいと思っているところです。いろいろ詳しいことが判ってとても充実した思いです。

どくたーT@管理人(731) 題名:大いなる喜び 投稿日 : 2003年5月2日<金>00時23分/東京都/男性/おじさん
 
ほくと様、ようこそいらっしゃいました。
管理人です.
ほくと様のように喜んでいただけるのは管理人冥利に尽きます。
近くにお住いだと、庄野さんと同じ空気を吸っているという実感があるのでしょうね。
また、宜しくお願いします。

 

立て続けに読破中(2)
粋狂(723) 投稿日 : 2003年4月25日<金>00時29分/東京都/男性/50代前半
 
★『孫の結婚式』の後、『庭の小さなばら』が気に掛かりつつも、既に購入済の講談社文芸
文庫の『絵合せ』『インド綿の服』と、新潮文庫『プールサイド小景・静物』を読みました。
夏子さんの足柄通信を材料にした『インド綿の服』は、やはり庄野さんにとって記念すべき
もののように思います。夏子さんの4人のお子さんの名前はまだ仮名ですが、ほぼ、現在の晩年
シリーズの原型になっているのでしょう(家内にも「インドわたの服」は見逃せないぞと言っ
たら、「インドめん」と云うのよ!と云われてしまいましたが・・・・)。

★ここまで読み進めると、私家版「登場人物一覧表」(別名「神奈川庄野一族名鑑」!?)も
かなり充実し、お子さんとお孫さんの年齢関係が確定し、「かずどん」と「ミサヲさん」との
馴れ初めも書きこむなど、自分の親戚以上に詳しいものができました。私は「たっさん」と同
年齢であることも判明。また、生田に引っ越される前のお宅が石神井公園のそばとあって、そ
こから小さい夏子さんを自転車の後ろに乗せて荻窪の井伏鱒二先生のお宅によく遊びに行かれ
る話があることを家内にしたとき、少し自転車ではキツイ距離ではないかと話し合っていたの
ですが、練馬・南田中という住所ということが分かり、そこから荻窪・清水の井伏邸なら環八
を挟んでなるほど自転車で行ける距離だと思いました(今、私は、わりとそばに住んでいて、
これまた親しみを覚えるところです)。

★『絵合せ』『インド綿の服』の読了後は、一連の家族ものであるらしい『明夫と良二』
『野鴨』『おもちゃ屋』『鍛冶屋の馬』などを先に読もうかとも思いましたが、当初の計画
どおり平成以降のものを順次にというつもりで『エイヴォン記』を読み始めました。明日
には『誕生日のラムケーキ』に突入できると思っています。この辺りの本は、近くの区立
図書館支部にはなくて、区内の他の図書館から取り寄せになるので、間隔が空かないよう
に早め早めに2冊ずつ注文を出さねばと思っています。

★夫婦の晩年シリーズは、初期の家族小説から連綿と書き継がれているnot「大河小説」
but「長河小説」、という気がします。書かれている日々の生活は一見単調な日常の繰り返し
のようですが(そういう側面も人生の一面であることも確かでしょう)、そのリフレインと
もいうべき記述の間に、お子さんやお孫さんの成長されていかれる様子や親しい人との別れ
などが描かれていて、全体を俯瞰してみると、単調な繰り返しではなく、「長河小説」とし
か云いようがない長い物語になっていると思うのです。それと、きっと嫌なことや怒りを感
じられることもあるはずなのに、そういうことをきれいに捨象して描かれているのも、人知
れず工夫されておられる見事なところかと思っています。
(またしばらく読みつづけたら、続きを書きこみます)

どくたーT@管理人(727) 題名:名前の微妙な変化 投稿日 : 2003年4月27日<日>09時31分/東京都/男性/おじさん
 
酔狂様
庄野文学の登場人物一覧表、完成したら、私にもコピーを頂戴出来ないでしょうか。私は,庄野文学における登場人物の名前の変遷をまとめてみようと思っているのですが,まだ果しておりません.
昨日書きこんだ、「和子」、「明夫」、「良二」を最初に使用されたのは、「夕べの雲」に先んじてかかれた「鳥」(1964年)ですが、その名前にほぼ固定されたのは、「小えびの群れ」(1970年)頃からだと思います。連作短編集「鍛冶屋の馬」は、黍坂に住む和子が、長男の正夫と次男の竹夫を連れて、山の上の実家に来て話をするというスタイルをとっておりますが、このときの和子一家は、稲村宏雄、和子、正夫、竹夫で、和子の弟の名前は明夫と良二でした。
この名前で最初に本名に変わったのが、和子で「インド綿の服」において夏子になりました。これは、「金時のお夏」を「金時のおかず」にするには忍びない(美味しそうですけれど)という親心があったのではないかと思います。このときの夏子さんの苗字は未だ稲村です。
「世をへだてて」では、夏子さんが、長男のところを「たっさん」と呼ぶシーンが出てくるのですが、弟は未だ「良二」だったと思います。このとき息子のお嫁さん達の名前は「敦子」、「ミサヲ」で出てきたように思います(「世をへだてて」は手元にないので正確ではありません)。
フーちゃんものの嚆矢となる「エイヴォン記」では、ほとんど全員が本名で記されるようになり、「さくらんぼジャム」では、「宏雄さん」が健在であること、従って夏子さんの苗字が稲村と表示されることを除けば、登場人物全ての名前が実在の名前を使っているようです。この稲村宏雄さんが今村邦雄さんとなるのは晩年シリーズからです。

庄野文学は実際にあったことを題材にして書いているので,一部だけを仮名にすると、なかなか全体の整合が取れなくなるということがあったのだと思います。それが本名化を促した、というのが私の考えです。

酔狂様のおっしゃる、
「世の中生きている間には、いやなことやグチをこぼしたくなることも多いが、言っても仕方のないことは言わない、それより、どんな小さなことであれ、喜びの種子になるものを少しでも多く見つけて、それをたたえる。そのことによって生きる喜びを与えられ、元気づけられる。そういう生き方をしたいと思ってやってきまし。・・・・」とあるのを読み、庄野先生の今の執筆方針の原点であるように思いました。

全く同感です。

粋狂(726) 題名:訂正 投稿日 : 2003年4月27日<日>01時20分/東京都/男性/50代前半
 
下記の書き込み中  ご本名の「みずき」の由来 → ご本名の「なつめ」の由来
の誤りです。

粋狂(725) 題名:ご教示感謝!! 投稿日 : 2003年4月27日<日>01時16分/東京都/男性/50代前半
 
★私も、最初に手にした『庭のつるばら』で簡単な登場人物一覧表を作ったのですが、その後、
『夕べの雲』を読んだ時に、その一覧表のお名前との符合に気づいておりました。「大浦みず
き」の「大浦」も『夕べの雲』の一家の名前に由来するのだなとすぐ分かりました。ご本名の
「みずき」の由来については、昨年の『波』に大浦みずきさんご自身が書かれているのを読み
ました。

★「トウさん」のお名前は、『庭のつるばら』をよんで最初に作った登場人物一覧表で「邦雄」
と書き込んであるので、『庭のつるばら』にそう出ていたものと思います。苗字については、
たまたま今読破中の『誕生日のラムケーキ』の中だったかと思いますが、割と接近したページ
で、「稲村」というほかに「今村」というのが出てきてました。それと「晩年シリーズ」の
どこかにも一箇所だけ苗字が出ていたような記憶があります(後で、登場人物一覧表を増補し
ようと思った時に、いまさら探すのが大変で後悔したところです)。

★いずれにしても、『インド綿の服』が契機となって、現在の「夫婦の晩年シリーズ」につ
ながるのだと思いますが、その際、基本的に仮名をやめて本名で通そう(それで支障はない)
とご判断されたのだと推測します。『誕生日のラムケーキ』の中の「喜びの種子見つけて」
という朝日新聞のインタビュー記事で「世の中生きている間には、いやなことやグチをこぼ
したくなることも多いが、言っても仕方のないことは言わない、それより、どんな小さなこ
とであれ、喜びの種子になるものを少しでも多く見つけて、それをたたえる。そのことに
よって生きる喜びを与えられ、元気づけられる。そういう生き方をしたいと思ってやって
きました。・・・・」とあるのを読み、庄野先生の今の執筆方針の原点であるように思い
ました。

★「サッちゃん」で有名な阪田寛夫さんについては、子供が通っていた小学校が都心の統合
後の学校であったために、新しい校歌が作られることになり、阪田寛夫作詞・富田勲作曲と
いう都会の学校らしいモダンな校歌で、子供達が喜んで歌っていたこともあり、童謡のほか
でも身近に親しみを覚えておりました。庄野さんとのご関係は、先日の週刊文春でよく理解
できました。阪田さんの昔書かれた新聞のコラム(まだ啓子さんもなつめさんもまだ学生さん
の頃)の切り抜きを確か持っておりまして、団地のお隣のお嬢さんのことを書かれていたこと
がとても印象深く記憶に残っておりました。庄野さんの作品を読むようになって、阪田さんが
登場され、また一段と親しみを覚えているところです。

★練馬区南田中の旧番地については、私も興味がありますので、いずれ調べてみたいと思います。
なお、荻窪・清水町の井伏邸というのは、地図上でほぼこの辺りだなということは判明致しました。

どくたーT@管理人(724) 題名:凄いパワーです。 投稿日 : 2003年4月26日<土>23時43分/東京都/男性/おじさん
 
楽しまれて読まれている様で感心いたします。
以前この掲示板に書いたのですが、酔狂様は読んでいないと思いますので,再度書こうと思います。
庄野さんの最良の読者は二人いて、一人は阪田寛夫さん、もう一人は夏子さんだと思います。この二人の共通点は、自分の子供に庄野文学に由来する名前をつけている所です。即ち、阪田さんの次女は「なつめ」さんといいますが、この「なつめ」は、「ザボンの花」で庄野さんが当時の夏子さんをモデルとしたと思われる女の子の名前です。「なつこ」と「なつめ」、よく似ているでしょう。阪田なつめさんは、宝塚のトップスターに迄上り詰めるのですが、その芸名が大浦みずき。この「大浦」は、庄野さんの代表作である「夕べの雲」の主人公の苗字からとっています。すなわち、大浦みずきは、本名と芸名のニ回、庄野文学のお世話になっています。

庄野さんが、作品の中に登場させる子供たちの名前で最も沢山使ってきたのは、長女「和子」、長男「明夫」、次男「良二」です。そして和子の子供たちは、正夫、竹夫、益夫、民夫、と名付けられます。実際の夏子さんのお子さん達の名前は、和雄、良雄、明雄、正雄であることを見ると、夏子さんが庄野さんの作品をどれだけ愛しているか、よくわかります。
「貝がらと海の音」以降、庄野さんは登場人物を基本的に本名で統一している様です。勿論、長男の嫁「あつ子ちゃん」、次男の嫁「ミサヲちゃん」は字が違う様ですが。
最後まで仮名だったのは、夏子さんの旦那さんのトウさんであります。「さくらんぼジャム」においても未だ稲村宏雄さんでした。

石神井時代の住所は、練馬区南田中町453番地だったそうですが、今はどういう住所になっているのでしょうか?酔狂様、もし宜しかったら、その場所の現在がどうなっているか教えて頂けると幸いです。

 

庭の小さなばら
ふかお(715) 投稿日 : 2003年4月17日<木>21時19分/京都府/男性/おじさん
 
ゆっくり読み終わりました。
同じような日常が描かれていても、全く飽きるということがありません。
それに、その中に変化があります。今回では、日光旅行、80歳のお祝い、芸術院のヴィデオ撮影、新しいソファなど。
あちこちで感心、感動したのですが、一つ言えば、ヴィデオ撮影のスタッフに、奥様のきつねうどんでもてなすところ。普通、もっと見栄はったりしますよね。それより、お手製のきつねうどんが本当に美味しそう。これは、夏子さんも大好物でした。
庄野さんに届くお孫さんの手紙が、ずいぶん増えました。いいですね。
ほんとうに仲のいいご夫婦、ご家族というのは、気持ちがいいです。
もっともっといつまでも読みたいものです。

隼人(722) 題名:ありがとうございます。 投稿日 : 2003年4月21日<月>17時54分/青森県/男性/50代後半
 
ドクターT様、さっそくのお返事、ありがとうございます。
機会があって上京した折にでも立ち寄ってみましょう。
今後ともよろしくお願い致します。

どくたーT@管理人(720) 題名:芸術院のビデオ 投稿日 : 2003年4月20日<日>22時28分/東京都/男性/おじさん
 
「群像」に「庭の小さなばら」が連載されているとき、芸術院会員のビデオというものがどのようなものであるのか、一寸調べてみたことがあります.日本芸術院のサイトを見たのですが,この件については、何も書いていませんでした。従って,市販はされていないもののようです。芸術院で保存していることは間違いないので、頼めば見せて頂くことが可能なのかもしれません。私はまだためしておりませんが。

隼人(718) 題名:書き忘れました(汗) 投稿日 : 2003年4月20日<日>09時44分/青森県/男性/50代後半
 
芸術院の対談というビデオを拝見したいものです。
どこかで市販しているものでしょうか。それとも
芸術院の保存用の資料なのでしょうか?どなたか
教えてください。

隼人(717) 題名:芸術院の対談ビデオが見たいです。 投稿日 : 2003年4月20日<日>09時41分/青森県/男性/50代後半
 
管理人さま、そして庄野先生のファンの皆様!おはようございます。
「庭の小さなばら」を毎日一章節ずつ読みまして、やっと今朝方に
読了しました。朝の空気を胸一杯に吸い込んだときにも似た感触に
とらわれました。毎月の連載時のときとは異なる読後感、これは一体
どこからくるものなんでしょう?
ふかおさんも仰っているように、素のままの日常生活をこうも鮮やかに
書ききり、その筆力に感服です。
ありがとうございます。

どくたーT@管理人(716) 題名:自然体 投稿日 : 2003年4月19日<土>08時26分/東京都/男性/おじさん
 
ふかおさまの感想。全く共感いたします。同じ様でありながら、少しづつ変化する、というのが庄野文学の真骨頂だと思います。
私が感じた、さりげない変化の一つに「老い」の問題があります。80歳の年齢を考えたら、当然なのですが、昔は生田の駅まで往復歩いていたのが、近頃は帰りがバスになった、という趣旨の文章があります。それでも片道は歩くということですから、お元気な証拠ですが、お孫さんたちが成長ということは、ご夫婦も年とって行くということです。
これもまた、さりげなく、少しづつの変化として捉えられ、庄野文学らしさを表わしているのだな、と思いました。
他の皆様も「庭の小さなばら」の読後感を宜しくお願いいたします。


河田ヒロさんの作品展に行って参りました。
どくたーT@管理人(712) 投稿日 : 2003年4月12日<土>23時10分/東京都/男性/おじさん
 
河田ヒロさんのコラージュ展、「その日のかけらII」が昨11日から、麻布十番の画廊、ギャラリー東京映像で始まったので、本日出かけて参りました。このギャラリーは麻布十番の商店街の一画にあって、こじんまりとしたところでした。
その壁に河田さんのコラージュと水彩画とが数十点飾ってありました。我々の知っている「うさぎのミミリー」の表紙や「貝がらと海の音」の文庫本の表紙と雰囲気が良く似た作品が沢山飾ってあって、よかったです。
奥の壁には、「うさぎのミミリー」で用いたカットの習作や、「貝がらと海の音」の表紙の原画(これもコラージュでした)が飾ってあり、庄野ファンとしては一見の価値があると思います。
会場にいらした河田さんとお話をすることが出来ました。河田さんは、東京映像のウェブ・サイトの写真よりも実際はもっと若い感じに御見受けしました。
庄野先生は本12日午前中に、奥様共々いらして、いろいろなお話をなされたそうです。
河田さんには色々な御仕事のお話を伺いましたが、本の装丁やデザインのお仕事は好きで、もっと広げていきたい、とのことでした。「うさぎのミミリー」を連載中に使用していたカットは、雑誌に載る大きさの実物大で描いていらして、また、彼女は下書きをしないで描くので、気に入ったものが仕上がる迄、何枚も書かれる、というお話も伺いました.「うさぎのミミリー」に使用したカットはスクラップブックにまとめられ、またその印刷上がりも別に整理されていて、皆見せて頂きました。
大変楽しい時間を過ごすことが出来ました。
この展覧会、22日までです。ご興味を覚えた方はいらっしゃることをお勧めいたします。

どくたーT@管理人(721) 題名:くすぐったい気持ち 投稿日 : 2003年4月20日<日>22時52分/東京都/男性/おじさん
 
モチコ様
河田ヒロさんの作品展、楽しまれて良かったですね.私は,河田さんが仰ってくれたような「いいひと」でないことは自分が一番良く知っておりますので、褒められるととてもくすぐったい気分です。

「庭の小さなばら」の野崎麻理さんの装丁、脇田和さんの装画も落ち着いていて良いものですが、私は,河田さんの可愛らしい装画により惹かれます。庄野先生の世界と河田さんの絵は、非常に波長の合う部分があると思いました。
モチコ様もそれをお感じになられたことと思います。

モチコ(719) 題名:私も行きました。 投稿日 : 2003年4月20日<日>17時33分/東京都/女性/20代前半
 
私もギャラリー東京映像に行ってきました。

小さな可愛らしい作品がたくさんあって、とても素敵でした。
河田さんともお会いできて、どくたーTさんと同じように、スクラップしたものを
見せていただいたり、原画と本になったものとを見比べて説明してくださったり、
とても感激しました。

河田さんのお友だちで、庄野さんの本をよく読んでいらっしゃる方がいらしていて、
そこにお邪魔して、作品についてお話しさせていただいたりしました。
いつも本を読んで想像しているだけなので、河田さんが庄野さんや奥様とお話された
ことを教えていただいて、とても不思議な気持ちになりました。
奥様は、小説の中に出てくるとおり、本当に可愛らしい方だということです。

河田さんはイギリスに渡られてお仕事を始める前は、もっと細かい銅版画のような
作品を描いていらしたということですが、イギリスでの、ゆったりとした大らかな
環境と人々との間で仕事をするうちに、今のようにのびやかな作風になられたという
ことでした。
そこが、庄野さんの書かれるものとぴったり似合っている部分ではないかなと感じました。

どくたーTさんのおっしゃるとおり、河田さんは若々しくて、お綺麗で、明るい方で、
そういう方が絵を描いたり作品を作っていらっしゃるのは、何て素敵な事だろう、と
思いました。そして河田さんの絵と庄野さんの本を繋げてくださった、新潮社の担当の
方にも、お礼を申し上げたいと思います。とても良い関係でお仕事ができたそうです。

本当に良い時間を過ごす事ができました。
それもこれも、どくたーTさんが紹介してくださったおかげです。
いつもはパソコンの画面上のおつきあいですが、河田さんが「どくたーTさんはとても
丁寧で、素敵な方でした」とおっしゃったのを聞いて、急に近くなった気持ちがして、
不思議に、また嬉しく思いました。

私も『庭の小さなばら』読み終わりました。感想は、またあらためて。

モチコ(713) 題名:さっそく行かれたのですね 投稿日 : 2003年4月13日<日>01時50分/東京都/女性/20代前半
 
どくたーTさん、さっそくギャラリー東京映像に行かれたのですね!
しかも、同じ日に庄野さんご夫妻もいらっしゃったのですか・・・。

私もぜひ伺いたいと思っています。


一寸時間がなくて大きな書店には行けませんでした
どくたーT@管理人(697) 投稿日 : 2003年4月9日<水>23時28分/東京都/男性/おじさん
 
六本木の中規模書店と自宅近くの中規模書店を覗いたのですが、今日はまだ「庭の小さなばら」置いて居ませんでした。明日は、新宿の大きな書店に行ってみようと思います。
http://www.gallery-eizo.gr.jp/home.shtml

どくたーT@管理人(711) 題名:読み終りました。 投稿日 : 2003年4月12日<土>22時36分/東京都/男性/おじさん
 
感想を本文に書きましたので、もしご興味のある方は、どうぞ

みわ(709) 題名:私も買いました 投稿日 : 2003年4月11日<金>15時03分/大阪府/女性/20代後半
 
こんにちは。10日に梅田の紀伊国屋に行きましたが、なかったので、店員さんにたずねたら
「明日発売です」といわれました。さっそく今日紀伊国屋に行って買ってきました。これからゆっくり読みたいと思います。

モチコ(708) 題名:おあずけ 投稿日 : 2003年4月11日<金>00時53分/東京都/女性/20代前半
 
今日、お昼過ぎに、近所の中規模書店を4軒ハシゴしてしまいましたが、見つかりませんでした・・・夕方の入荷で入ったのでしょうか?
どの書店もとても混んでいたので、店員さんに調べてもらうこともなく、諦めて帰ってきました・・・
私は、目当ての本がみつからないと「代わりになるもの」と思って何か違う本を買ってしまう癖がありますが、今日は我慢しました。
・・・と思ったのですが、まだ買っていなかった新潮文庫の「庭のつるばら」を見つけて、購入しました・・・。
「庭の小さなばら」、また後日、買いに行きたいと思います。
皆さんの感想が楽しみです。

どくたーT@管理人(704) 題名:買いました。 投稿日 : 2003年4月10日<木>21時20分/東京都/男性/おじさん
 
午前中、上野駅構内のBooks Garden を覗いた時はまだ入荷していませんでした。夕方7時頃、新宿の三省堂書店に寄った時には新刊本コーナーに10冊ぐらい平積みにされていました。早速1冊購入いたしました。
ちなみに、ふかお様が紹介下さった紹介文は本の帯にそっくりそのまま書かれていました。

あー(703) 投稿日 : 2003年4月10日<木>19時22分/東京都/女性/おばさん
 
今日、新宿の書店へ行ったのですが、まだ出ていないようです。お店には聞きませんでした、自力で探したかったので。期待で胸がわくわくしています。

ふかお(702) 題名:紹介文 投稿日 : 2003年4月10日<木>17時37分/京都府/男性/おじさん
 
「ばらが咲く 鳥たちが来る
 子供らは孫をつれて集う

 いつものハーモニカとにぎやかな歌声
 ゆっくりと時が流れる

 穏やかな日々を描く最新長編小説

 子どもがみんな結婚して、家に残った夫婦二人きりで暮らすようになり、年月たっ た。そんな夫婦がいったいどんなことをよろこび、どんなことを楽しみにして生き ているかを書く私の仕事はいつまでも続いてゆく。――(あとがきより)

 けさ、妻が切ってきた淡紅色の小さなばらは、兄のくれたものではなく、あとから 妻が買ってきて植えたばらのメヌエットである。ピアノの上の父母の写真の前に活 けた。うれしい。――(本文より)」

講談社BOOK倶楽部の紹介文です。先ほど書店に行きましたが、京都は明日になるようです。東京ではもう入手されたのでは?

モチコ(701) 題名:よかった! 投稿日 : 2003年4月10日<木>13時52分/東京都/女性/20代前半
 
さっそく私も探しに行きたいと思います。
お騒がせしてすみませんでした。
楽しみです。

ふかお(700) 題名:10日発売! 投稿日 : 2003年4月10日<木>10時09分/京都府/男性/おじさん
 
講談社のBOOK倶楽部にやっと載りました。10日発売とあります。
モチコさん、お気遣いありがとうございました。今日、書店に出かけます。

モチコ(699) 題名:10日なんでしょうか・・・ 投稿日 : 2003年4月10日<木>00時42分/東京都/女性/20代前半
 
勢い込んで「4月10日!!」と書き込んでしまいましたが、
昨日(9日)に、アルバイト先の本屋で明日発売の書籍のリストを見てみると、
庄野さんの本がなかったんです・・・。
講談社のホームページでも、いまだに見つからないし・・・。

私のところに来た講談社のメールマガジンには、

■庭の小さなばら【庄野潤三 本体1,700円】4/10
  多摩丘陵の家の夫婦二人だけの穏やかな日々。暮らしのなかに小さな楽しみを
  見つけよろこびの輪をひろげながらゆったりと時が流れる。シリーズ8作目の
  長篇小説。

と、たしかに書いてあったのですが。
発売が延期になったりしたのでしょうか・・・。そんなに珍しい事ではないと思いますが・・・。
もし10日に発売ではないのに、書店に出かけてしまって、それからこの書き込みをご覧になった方、本当にごめんなさい!
もっと早く書き込めば良かったのですが、今帰ってきたので・・・。
ヤキモキしないで待ちたいですが、早く読みたい気分がつのるいっぽうです。
「群像」連載時に、我慢していたもので・・・。

 

立て続けに読破中です
粋狂(707) 投稿日 : 2003年4月11日<金>00時21分/東京都/男性/50代前半
 
★須賀敦子さんが庄野さんの『夕べの雲』をイタリア語訳されたという話を知って以来、いつか読みたいと思っておりました。また、たまたま『波』で穴八幡のお札をもらいに行かれる話の載った「うさぎのミミリー」を読み、当時、早大文学部のそばに住んでいて親しみを覚えてもおりました。今年、新潮文庫で『庭のつるばら』が発売されたので、初めて本格的に読み、「庄野潤三」にハマッてしまいました。すぐ、文庫で入手できる『貝がらと海の音』、講談社文芸文庫の『夕べの雲』を読みました。『絵合せ』と『インド綿の服』も購入しましたが、『貝がらと海の音』に始まるシリーズをまず読み通そうと、近くの図書館で順番に借り、第7作『うさぎのミミリー』を読み終え、ついでに、文学界の連載も4月号まで読み、このシリーズとりあえず読み通したかなと考え、今、随筆集『孫の結婚式』を読んでいるところでした。しかし、この掲示板で『庭の小さなばら』が刊行されたと知り、早速読まねばと思っています。
★個人的にミステリーによくあるような登場人物一覧表が欲しくて(夏子さんのところの「○雄」というお名前が混乱するので)、自分でワープロで作って(少しずつ改訂しながら)本に挟んでおります。ようやくフーちゃんがうちの娘の1学年上、春夫君がうちの息子と同学年だ、などとというようなことが分かり、登場人物一覧表もほぼ完成したように思います。
★この夫婦の晩年シリーズを読み終えたら、『絵合せ』と『インド綿の服』を読み、引き続き『エイヴォン記』以降の1990年代の一連の作品を読みたいと考えています。それから『ザボンの花』などに遡りたいと思っています。
★この「庄野潤三の部屋」は庄野ファンにとって、よき案内人の役割を果たしていて、とても有り難いです。おかげで、計画的に一気に読み通すことができそうです。妻も私に感化され、私の読み終えたものを順次読んでおります。二人で、「なんと豊かな、素敵な老後だろう。こういう生き方が私達もできればいいなぁ」と話し合っております。

どくたーT@管理人(710) 題名:庄野文学を愛読なされるのは決して酔狂では無いとおもいます。 投稿日 : 2003年4月12日<土>22時35分/東京都/男性/おじさん
 
酔狂様、書き込みありがとうございました。
熱心に読破なされている様子、よくわかります。庄野さんの作品は、入れる方とそうでない方がいらっしゃるようですが、入れる方にとってはやはり珠玉のものだと思います。晩年シリーズをほぼ読破なされたようですが、私は、晩年シリーズは、庄野さんのそれまで書かれていらした手法の総まとめみたいな部分があって、とりわけ印象深い所があります。

>この「庄野潤三の部屋」は庄野ファンにとって、よき案内人の役割を果たしていて、とても有り難いです。

ありがとうございます。この言葉以上管理人にとってうれしい言葉はありません。こういう言葉にすがってさらに内容を充実して行きたいと思っておりますので、また何かがあったら、是非書き込みをおねがい申し上げます。


庭の小さなばら
モチコ(692) 投稿日 : 2003年4月2日<水>02時21分/東京都/女性/20代前半
 
今日、私のところに来た講談社のメールマガジンに、4月の新刊情報が載っていました。
それによると、『庭の小さなばら』は4月10日発売だそうですね!
講談社のホームページでも探してみたのですが、なぜか見つかりませんでした・・・。
私の探し方が悪いのでしょうか・・・?
ちなみに、お値段は\1700(+税)だそうです。
楽しみですね。今、こんなに発売日が待ち遠しい作家さんはいません!
http://www5d.biglobe.ne.jp/~mochiko/

隼人(696) 題名:「庭の小さなばら」 投稿日 : 2003年4月6日<日>16時08分/青森県/男性/50代後半

皆さん今日は!管理人さま、いつもお世話さまです。
「庭の小さなばら」がいよいよ発売ですか。首を長くして待っていました。
当地も少し発売がずれるのですが、早速書店に予約しておきましょう。
お知らせありがとうございました。
これからもよろしくお願い致します。

ふかお(695) 題名:庭の小さなばら 投稿日 : 2003年4月3日<木>16時05分/京都府/男性/おじさん
 
前年連載分の4月新刊、これが毎年の恒例で、私も講談社のホームページを毎日心待ちに見ていたのですが、今日現在でも載っていません。おかしいですねえ。
モチコさまのお知らせのお陰で胸のつかえが降りました。ありがとうございました。

うまぞー(694) 題名:うれしい 投稿日 : 2003年4月3日<木>11時39分/愛媛県/女性/おねえさん
 
お久しぶりです。午年のうまぞーです。庄野さんの新刊、そろそろではとのぞいてみたらモチコさんの書き込みがありとてもうれしかったです。愛媛では新刊もちょっと遅れて入荷するので10日にはならないのが残念です。

どくたーT@管理人(693) 題名:ありがとうございます。 投稿日 : 2003年4月2日<水>23時50分/東京都/男性/おじさん
 
本日はまだ見ていないのですが、昨日講談社のサイトを覗いた時は、確かに載っておりませんでした。「庭の小さなばら」の発売日、4月10日ですか。全然知らなかったです。モチコ様、ありがとうございました。また、一つ楽しみが増えました。
http://www.gallery-eizo.gr.jp/home.shtml

 

はじめまして
うさこ(688) 投稿日 : 2003年3月26日<水>08時13分
 
「暮らしの手帖」のうさぎのミミリーについての感想文を読み、はじめて庄野潤三さんの本を読みました。
続けて「貝がらと海の音」そして今「ピアノの音」を読んでいます。
昨日電車の中で読んでいて、フーちゃんの手紙かわいいなあと思っていたら
なんと電車を乗り過ごしてしまいました。
登場する皆さんが手紙を書く習慣があっていいですね。
そしておいしそうなものがたくさんでてくるし。
電車を乗り過ごすほど夢中になれる本に出会えてよかった。
うれしい。ありがとう。(庄野先生風)

どくたーT@管理人(691) 題名:4世紀2号 投稿日 : 2003年3月27日<木>23時10分/東京都/男性/おじさん
 
うさこ様
初書き込み、ありがとうございました。「暮しの手帖」は、小学生の時から読んでいる私の一番の愛読誌で、うさこ様の書かれている「うさぎのミミリー」の感想文も私も読みました。ここから、「貝がら」、「ピアノの音」と順順に読まれるのはきっと楽しめることだと思います。
電車を乗り過ごすほど楽しんで頂けて、またファンが一人増えた、ということになり、管理人はとても喜んでいます。これからもどうかいらしてください.
http://www.gallery-eizo.gr.jp/home.shtml


阪田寛夫さん
ききみみずきん(687) 投稿日 : 2003年3月26日<水>07時41分
 
が、文春3/27号の、
阿川佐和子さんの対談相手でした。
庄野さんのお名前が出るかなと読んでいたら、
職場のボスとして、一箇所出てました。(笑)

いつもいつも文春ネタで、すみません。(^^ゞ

どくたーT@管理人(690) 題名:食味風々録 投稿日 : 2003年3月27日<木>22時41分/東京都/男性/おじさん
 
はっきりとは覚えていないのですが、阿川弘之・佐和子親子の往復書簡集「蛙の子は蛙の子」か何かに、阿川弘之さんが庄野千鶴子夫人をたいそう褒めた文章を書いておられました。そのときの書き方を見ると、阿川佐和子さんもまた庄野一家の方々とご面識のある様子。阪田寛夫さんとも予ねてから面識があったのではないでしょうか?

ところで,今日の電車で、阿川弘之さんの「食味風々録」を読んでおりました。これは、阿川さんの美食家ぶりを徹底して書いてあって、とても楽しめる作品ですが、御馳走の話よりも普段着の食事やお惣菜の話のほうがぴんと来ます。そこで思い出したのは、庄野家の食事。庄野家の食事はあまり贅沢ではないけれど、いつも美味しそう。実際、奥様はとてもお料理がお上手らしいです。
http://www.gallery-eizo.gr.jp/home.shtml


河田ヒロさんの作品展(個展)が開催されます。
どくたーT@管理人(684) 投稿日 : 2003年3月22日<土>19時13分/東京都/男性/おじさん
 
庄野先生の「うさぎのミミリー」の装画、文庫版「貝がらと海の音」、「庭のつるばら」の装画で活躍中の、河田ヒロさんが作品展を開催なされるそうです。詳細は下のURLから見て頂ければよろしいと思いますが、概要のみ以下に記します。

期間:4月11日〜22日(12:00〜19:00)
場所:ギャラリー東京映像(〒106-0045 東京都港区麻布十番1-8-13 TEL.03-5545-7659 FAX.03-5545-7669)都営地下鉄・大江戸線「麻布十番駅」7番出口より徒歩1分

作品展のタイトル:河田ヒロ・コラージュ展  その日のかけらII

展示されるものは、物のコラージュ作品を、ボックス・フレームに収めた標本箱のような小品が中心だそうですが、イラストレーション、挿絵、水彩画も少し展示されるそうです。
庄野先生の関係では、「貝がらと海の音」の文庫版、先日出版された「庭のつるばら」文庫版の表紙画が展示されるそうです。また、「波」で連載されていた「うさぎのミミリー」の挿絵原画、単行本の表紙画の一部もファイルして見せていただけるようです。

私も是非伺いたいと思っています。
http://www.gallery-eizo.gr.jp/home.shtml

モチコ(689) 題名:一足はやく行ってきました 投稿日 : 2003年3月27日<木>03時23分/東京都/女性/20代前半
 
河田ヒロさんの作品展、教えてくださってありがとうございました。
あの装画、本当に素敵ですよね。
表紙の絵は、庄野さんの本を読んだことのない若い世代が手に取るかどうかの、大事な部分だと思います。本の中身を紹介するという意味で・・・。
「うさぎのミミリー」など、表紙が素敵で手に取った方もいらっしゃるのではないでしょうか。私の場合、「貝がらと海の音」文庫版をレジまで運ばせたのも、中の文章とともに表紙の力が大きかったと思います。それが庄野さんの本との出会いでした。

ところで、どくたーTさんが紹介してくださったギャラリー東京映像のホームページをみたところ、河田さんの作品展の情報とともに、今現在開催されている作品展のお知らせがあり、その絵に一目惚れしてしまった結果、河田さんの作品展を待たずに、一足はやくギャラリーに足を運んでしまいました(間違えたわけではありません。念のため)。山下三千夫さんの作品展でした。思いがけずご本人とお話する機会にも恵まれ、とても幸せな時間を過ごしました。

ひょっこり入れるような、気取らない素敵なギャラリーでした。ぜひ皆さんもどうぞ!
http://www5d.biglobe.ne.jp/~mochiko/


どうもありがとうございます。
スミエ(685) 投稿日 : 2003年3月25日<火>00時06分/女性/おねえさん

管理人さま。皆さま。こんにちは。
お返事が遅くなりましてどうもスイマセンでした。

最近は、めっきりと暖かくなってきましたが、何だかそれだけで嬉しくなってます。
庄野作品を読んでると、春が来たときと同じような気分になってしまうので
不思議なものです。(今週中から桜も咲きますし〜)

話変わるんですが、そういえば、私も、庄野さん行きつけのお店を知ってました!!!
私、今勤めてるところの(上野なんですが)蕎麦屋<藪 やぶ>さんの前を
いつも通ってます。(笑)庄野さんが上野で、よくお立ち寄りなされると書いてあった
のを見まして、私、ホント言ってびっくりしてます。
まだ私は、その蕎麦屋さんで食事をしたことがないのですが、ぜひ今度、セイロそばを
頼んでみようかなぁ〜と何だかとてもうれしくなってしまいました。(^▽^)

藪さんは、上野駅の広小路口(マルイがみえます。)の広い横断歩道を渡って、
マルイの横をそのまま真っ直ぐに進みます。
その道<たしかスカイロードとかいう名前です>をずっと
行くと、右手に大きな漢字一文字で<藪>という看板があります。
上野では、老舗の蕎麦屋さんだそうです。

では、失礼します〜。


どくたーT@管理人(686) 題名:さくら 投稿日 : 2003年3月26日<水>00時09分/東京都/男性/おじさん
 
今日、東京は雨でしたが,昨日は本当にポカポカ陽気で、私は、昼休みの恒例の散歩で、咲き始めたサクラを見ました。仕事場の私の背中の部分にはしだれ桜が植えられているのですが、それももう咲きそうです。
花粉症の人は大変ですが,そうでない私は、「桜が咲く頃はいいなあ」といつも思います。

蕎麦屋は東京に数多けれど、その第一に指折られるのは藪蕎麦ですよね。お茶の水の神田藪と浅草の並木藪は、上京して間もない頃話の種に行ったことがありますが、上野やぶそばは行ったことがないです。
庄野さんは、行き付けの店が決まっていて、上野だと上野やぶそばで「せいろう」を2枚食べることが多い様ですね。
http://www.gallery-eizo.gr.jp/home.shtml


「悠々たるもの」
ききみみずきん(680) 投稿日 : 2003年3月17日<月>07時29分
 
『懐かしきオハイオ』からの、一連の書き込み大変楽しく読ませていただきました。
好きなんです〜ゥ(笑)

悠々たる感覚は、
私個人的に、イギリスの智慧からも得ていると思い込んでいます。
福原麟太郎さん、ラム辺りでつながるイギリスの大人の智慧という、あれです。

巧く書けないので、すみません。m(__)m

どくたーT@管理人(682) 題名:勉強になりました。 投稿日 : 2003年3月18日<火>00時02分/東京都/男性/おじさん
 
小川様とモチコ様とのやりとり、私も随分面白く読みました。みなさん、私と違った視点で見て居るのだなあ、とすこぶる感心しておりました。


「庭のつるばら」
隼人(679) 投稿日 : 2003年3月16日<日>14時37分/青森県/男性/50代後半
 
皆さん、今日は!ご無沙汰しています。青森も3月の半ばを
過ぎると、徐々に春の気配を感じるようになりました。
大変に遅くなりましたが、「庭のつるばら」の文庫本版を、
昨夜でようやく読み終えました。雑誌で毎月読み続けていた
のとまた読後感が違いまして、とても新鮮に感じました。
新鮮といえば、昨夜、NHKのBS2で「日本のうた」という番組を
見ました。舟木一夫さんのワンマンショーを放映していました。
懐かしい学園ソングから最近の歌まで幅広に歌っていましたが、
笑顔が最高でした。舟木さんは健在でした。ほぼ同い年の僕も
負けないでがんばろう!
庄野先生だって頑張っておられるんだから・・・。

どくたーT@管理人(681) 題名:舟木一夫 投稿日 : 2003年3月18日<火>00時00分/東京都/男性/おじさん
 
私は、最近のタレントをほとんど知らないのですが、流石に舟木一夫は知っています。BS2で放映していたのですか?それは良かったですね。
庄野さんの作品を読んでいると、かつてはよく奥さんと夏子さんとが唱歌の二重唱をするところが載っておりましたが、最近は、二人のご子息(とその家族)が流行歌を歌う場面が出てきますね。


悠々たるもの・・
モチコ(663) 投稿日 : 2003年3月5日<水>01時43分/東京都/女性/20代前半
 
こんばんは。
庄野さんの本の絶版(「紺野機業場」)、悲しいですね。
ハードカバーはともかく、文庫は残してもらいたいものです。

ところで、先日『懐かしきオハイオ』を読了しました。
とても面白く読みました。
その中で、子どもの教育について書かれたところがあったのですが・・。

  最高点を取るのはいい。だが、猛勉強といい成績をあげなくてはいけないという
  精神的な負担のために、子供がこんなふうに神経過敏でいらいらした不機嫌な子
  になっては困る。「落第だけはやっと免れたよ、父さん」「おや、そいつはめで
  たい。とても嬉しい」といって笑い出す親子のほうがいいような気がする。

というのです。
アメリカで出会った知人の息子が、試験がうまくいかなかったというので不機嫌になっている様子を見た庄野さんの感想です。
これは、以前小川さんが見つけた「悠々たるもの」に少しあてはまるのではないかなあ、と思ったのですが・・・。
そういえば、庄野さんの作品を拝見していても、子どもの進路や勉強を心配するようなところはあっても、それについて細かく書く事はなく、あくまでも生活の中の面白い言葉や遊びをよくとり上げています。
いろいろな国から、いろいろな事情でやって来た人々が集まって働いているガンビアで、それぞれ好きなことをして楽しんでいる生活を目の当たりにして、のびのびと子どもを育てることの魅力を感じたのかもしれない、と思いました。
もちろん、庄野さんがもともとそういう考え方をなさる方だったのもあると思いますが・・

この本に出てくるのは、長女の夏子さんもまだ小学生で、私の親もまだ小さいころのアメリカですが、それでも庄野さんが受けた影響について、学ぶべきところが多かった本であったと思います。

あ、何だかわからない書き込みになってしまった。その上長くてごめんなさい。

http://www5d.biglobe.ne.jp/~mochiko/

小川(678) 題名:家族、「悠々たるもの」 投稿日 : 2003年3月11日<火>20時08分/神奈川県/男性/50代前半
 
どくたーT さま

 『前途』と『懐しきオハイオ』とを比較するというのは考えたことがなかったので、新鮮に思いました。
 そこで考えてみたのですが、どくたーT様の取上げられたほかに特徴的なこととして、どちらの作品においても、家族が欠けているということがあるように思います。

 『前途』は学生時代ですから単身生活も不自然ではありませんが、『懐しきオハイオ』では、庄野夫妻は、子供たちを日本に残しています。おそらく、そういうことを自分から希望するはずはないでしょう。夫婦二人だけと制限されたのであろうと推測します。
 そのような条件で、日本にアメリカ人を招くことはありえないのではないでしょうか。ならば、庄野夫妻も、家族とともに招くのでなければならないと思います。ロックフェラー財団関係者は、庄野家に、無情なことを求めたものです。
 『懐しきオハイオ』の、庄野夫人が家族の写真を上げて、「その写真を受取ったニコディムさんが「これがナツコ、これがタチア‥‥」といいかけると、妻が泣き出した。」のところ、痛々しいかぎりです。

モチコ さま

 お礼をもうしあげるのはこちらのほうです。
 たしかに、「悠々たる」態度にあらわれている、おおらかさ、のんきさの背後には、仰るとおり、ある種の「力」があるのでなければならないでしょう。
 そして「悠々たるものである」は、それを、たいしたものだと、たたえているのでしょう。
 「悠々たるもの」は、結局のところ「悠々たるもの」と言うほかないものらしいと、だんだん分ってきました。

モチコ(677) 題名:反省と驚き 投稿日 : 2003年3月11日<火>00時58分/東京都/女性/20代前半
 
小川さん

確かに私も調子に乗ってうまくくっつけてしまいましたが、「悠々たるもの」は本来私が魅力的に思ったような、「のんびりしていておおらかである」ことを面白く、そして好ましく思う庄野さんの趣味や考え方がよく出ているところであり、学校の教育理念と繋がっているのだ、と考えてしまうのはどうかな、と反省しました。

でも、「悠々たるもの」には、それを魅力的に感じるだけの、やはり「力」が備わっているのだと思います。そうでない、ただだらだらと、活気のないだけの人には、庄野さんは魅力をお感じにならないだろうと思います。小川さんがおっしゃるように、敏感で繊細な感覚の持主だからこそ、よけい目に付いて、魅力を感じるのでしょうね。いろいろ考えられてよかったです。ありがとうございます。

どくたーTさん

庄野さんがアメリカ滞在中に書いた日記、5000枚・・・。それはたいへんなものですね。この数年のシリーズもそうですが、私は日記形式の作品がとても好きです。淡々としているようでいて、全体を通してみるとそれが大きな物語になり、うねりのようなものを持っているのを感じられるので・・・

どくたーT@管理人(675) 題名:「前途」と「懐かしきオハイオ」 投稿日 : 2003年3月10日<月>23時08分/東京都/男性/おじさん
 
この両作品の共通点は、どちらも日記だ、ということですね。もう一つの共通点は、限られた時間で、どこまで充実した生活が出来るか、という点を探求しているところだと思います。
「前途」は、出征までの限られた時間で、どれだけ勉強し、文学を論じ、友人と乏しい酒を飲むか、ということを、ほとんど日を追って書いていますし、「懐かしきオハイオ」は、留学が終了する日までの限られた時間で、どれだけ、アメリカの普通の生活を見ることが出来るか、という意識が強く感じられます。

庄野さんは、悠々たるものに対して、小川様がおっしゃるように、強い共感をお持ちのようですが、彼自身は、勤勉に自分の周囲を観察し、それを記録に残すことが重要であり、現実にそうしているということのようです。
一説によると、庄野さんがアメリカ留学中に書いた日記は5000枚に登るそうです。そのエッセンスを帰国後すぐに「ガンビア滞在記」として書いたわけですが、これはトピックスの羅列みたいなところがあって、庄野さんの眼と指向性はわかるものの、時間と共に変わって行く感性などはよくわからないところがあります。
しかし、「シェリー酒と楓の葉」「懐かしきオハイオ」は、日追いで、日常生活の詳細を綴って見せる。それは淡々としているのですが、ここまで徹底されると、凄みが出てきます。

それにしても、庄野さんは「前途」に書かれた時代を、処女作の「雪・ほたる」、「前途」、「文学交遊録」と三回に渡って書き、ガンビア留学も「ガンビア滞在記」「シェリー酒と楓の葉」「懐かしきオハイオ」と3冊の作品に仕上ています。どちらもとても印象深い出来事だった、ということなのでしょうね。

小川(673) 題名:ふたたび「悠々たるもの」 投稿日 : 2003年3月9日<日>16時32分/神奈川県/男性/50代前半
 
モチコ さま

 またまた考えてみました。その結果、わたくしの前言は訂正が必要であると思います。それは、「悠々たるもの」は、おもに人の性格にかかわることで、「力ある人」とは別のことかもしれないということです。

 たとえば、「甘いもの好きで、ケーキを食べ、紅茶には角砂糖を二つ入れる。」という「有美ちゃん」も、「「黍坂のニワトリは、籠の中でなく」 といっては、ニワトリのなき声を出している。」という「和子」も、力があるというよりは、ただ「のんき」なだけなのかもしれません。

 それを「悠々たるものである」というというのは、そういうのんきさを、おおらかなものだと好ましく思っているのではないでしょうか。

「落第だけはやっと免れたよ、父さん」「おや、そいつはめでたい。とても嬉しい」

というのも、のんきな親子の会話です。

 こういうのんきな性格の持主を、一種の「力ある人」と見ることもできるかもしれませんが、それは持って生れた力であって、学校の教育理念でいわれている「力ある人」とは違うように思います。
 教育理念では、努力と経験によってつくりあげる力のことを言っているのでしょう。

 庄野さんが、こういうほのぼのとした、のんきでおおらかなのが好ましく感じられるというのは、御自身がきわめて敏感で繊細であることの反映ではないかと思います。

モチコ(671) 題名:うーん、なるほど! 投稿日 : 2003年3月8日<土>02時16分/東京都/女性/20代前半
 
小川さん

 「悠々たるもの」→「力ある人」→「力の人」。
そうか。庄野さんのお父様が掲げた、帝塚山学院の教育理念に繋がるのですね。
なるほど。素晴らしいです。
うわべだけではなくて、芯のしっかりとした、力のある人を評価する。
庄野さんの目線は、私の甘っちょろい考えとはまったくかけ離れた、かなり厳しいものだったのだと気付かされました。そして、それが親子で続いているのだということも。

『文学交友録』、庄野さんを読み始めたころに読んだので、まだきちんと読めていません。「雪・ほたる」は、庄野さんの学生時代の、下宿生活を書いた作品ですよね。あらためて読んでみたいと思います。『前途』とともに。
2つの作品の読み比べ、面白かったです。同じようでいて、違いますね。
「海軍さんと酒飲んでても、何やら淋しいてなあ」
という言葉が、胸に染みます。

しもさん

「マーティニ」、私も不思議に思っていました。きっと庄野さんは、聞こえたとおりの発音で書いていらっしゃるのだろうと思っていたのですが、やっぱり本当に「マーティニ」と発音するのですね。『懐かしきオハイオ』では、毎日のように「マーティニ」が登場するので、私もすっかりこの言い方に慣れてしまいました。

http://www5d.biglobe.ne.jp/~mochiko/

小川(670) 題名:『前途』 投稿日 : 2003年3月7日<金>18時36分/神奈川県/男性/50代前半
 
モチコ さま

 「悠々たるもの」から「力ある人」「力の人」(庄野貞一氏)を連想したのは、モチコ様が引用をしてくださったおかげです。わたくしも勉強になりました。ありがとうございます。

 それから、『前途』の雰囲気は、『文学交遊録』から想像できます。

 『文学交遊録』の<五「雪・ほたる」>から引用します。
--------------------------------------------------------------------------
 帰って、今日の日記をつけようとしかけていると、暫くして前の道で私の名前を呼んだ。手すりに出ると、下の暗いところに森が立っていて、「島尾来てないか?」と尋ねた。まだ帰っていないらしいというと、「おれもいま島尾のところへ行ってみたんだが。海軍さんと酒飲んでても何やら淋しいてなあ」といった。(以下略)
--------------------------------------------------------------------------
(引用終り)

次に、「前途」(『庄野潤三全集』第七巻、236ページ)から引用します。
--------------------------------------------------------------------------
 帰って来て、日記をつけようとしていると、しばらくして前の道で室の呼ぶ声がした。下は鍵がかかっているので、手すりに出ると、暗いところに室が立っていて、
「小高、来てないか?」
 と尋ねた。まだ帰っていないらしいと云うと、
「俺もいま、小高のところへ行ってみたんだが。海軍さんと酒飲んでても、何やら淋しいてなあ」
 と云った。
(以下略)
--------------------------------------------------------------------------
(引用終り)
(小川です)比較すると、文章の書き方の勉強になります。

しも(669) 題名:うろ覚えですが 投稿日 : 2003年3月6日<木>23時28分/大阪府/男性/おにいさん
 
皆様こんばんわ。
「懐しきオハイオ」は出版時に一度読んだきりなので、うろ覚えなのですが
それまでのアメリカに対するイメージと違う親しみを憶えました。
友人達とテニスをしたり食事したり。庄野さん夫婦の楽しい日常がそこにあり、
そういった生活感がアメリカの普段の生活に親しみをおぼえたんだと思いました。
さて一番印象深いのが、よく隣に住むミノーさんとマーティニを飲んでいたことです。
実際に自分が飲みに行くとメニューには「マティーニ」と書かれていて庄野さんと違うな
と思っていましたが、先日映画を見ていたらアメリカの俳優が「マーティニ」と発音
していて、庄野さんの方が正しいんだと確認できました。
なお、今手元に本がないので、名前など内容が間違っていたらすいません。

モチコ(668) 題名:なるほど 投稿日 : 2003年3月6日<木>22時55分/東京都/女性/20代前半
 
小川さんの意見に同感です。
というか、考えさせられました。
そうですね。「悠々としている」人というのは、ただ単に余裕があるとか、のんびりしているというのではなくて、「力のある人」。芯の部分がしっかりしている人ということなのかもしれません。そう考えると、また違った視点で「悠々たるもの」探しができるかもしれません。勉強になります。

「前途」、まだ読んだ事がないのです。ぜひ読みたいと思います。
小川さんの引用の部分、それだけで心がじんとしますね。戦争のことを知らない若造なので、ぜひ読んで、そのころの若者のことを考えたいと思います。
「懐かしきオハイオ」の中にも、戦争のことが出てきます。
買い物に行くのにヒッチハイクをして、乗せてくれた人がいきなり「パールハーバー」のことを話すのでびっくりしてしまった、というところも出てきます。
でも意外とみな好意的なところが印象的でした。

どくたーTさん

>これは、多分、庄野さんにとって受験は結局自分の問題だ、という感覚があるのと、家族が集まって団欒する喜びの方が重要だ、という思いがあるのでしょうね。

その通りだと思いました。庄野さん家族がそういう関係を続けてきて、大人になり、それぞれが依存することなく独立していてなおかつ、決して離れずに側にいる家族であるところに感心を持っています。このバランスは、とても微妙なものだけれど、重要だなあ、とも思うのです。
お2人とも、私のちょっとした思い付きに、お付き合いくださってありがとうございました。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~mochiko/

小川(667) 題名:『懐しきオハイオ』と「悠々たるもの」 投稿日 : 2003年3月6日<木>00時33分/神奈川県/男性/50代前半
 
モチコ さま

 こんばんは。
 『懐しきオハイオ』についての文章を拝読しました。
 この本は、うちの書架にもあるので、背表紙だけは何十回も読んでいます。しかし、中味のほうは、外国で、英語で人づきあいをする話がなんだか読んでいて落ち着かない気がするのと、それから、家族が別々に暮しているということが寂しく感じられて切ないのとで、まだきちんと読んではいません。
 さきほど、本を開いてパラパラとページをめくって見ていたら、次のところが目にとまりました。
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 バーヒン氏はアメリカの海兵隊で沖縄へ行ったことを話した。最初にそのことをいった。
「私はその頃、大学にいて、海軍に入ったが、外地には出なかった」
というと、声を低くして、
「われわれ海兵隊は、よく戦った日本の海軍を尊敬していた」
といった。静かに、丁寧にいった。
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(小川です)「静かに、丁寧にいった。」とは、敬意を表わす態度であろうと思います。ここのところで思い出したのは、『前途』(昭和四十三年)です。

 戦争中の話である『前途』は、次のように終ります。

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ベルが鳴って、汽車が最初に大きくひとつ揺れたとき、室と蓑田と僕の三人で声を揃えて、
「小高民夫君、万歳」
と叫んだ。
 そして、室と僕とは汽車についてプラットフォームを走った。室は、お互いに頑張ろうぜとどなった。
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(小川です)「小高民夫」は志願して、これから海軍に入隊するところです。「お互いに頑張ろうぜ」とは、戦争のことです。

 ところで

  最高点を取るのはいい。だが、猛勉強といい成績をあげなくてはいけないという
  精神的な負担のために、子供がこんなふうに神経過敏でいらいらした不機嫌な子
  になっては困る。「落第だけはやっと免れたよ、父さん」「おや、そいつはめで
  たい。とても嬉しい」といって笑い出す親子のほうがいいような気がする。

というところ、これは文字どおり、「悠々たる親子」の会話ですね。

 考えてみたのですが、「悠々たるもの」とは、なんらかの意味で「力ある人」であってはじめて見せることのできる態度という意味があるのではないでしょうか。

 たとえば、『夕べの雲』の父親は、子供の宿題につきあったりして、とても教育熱心のように見えます。
 その父親が、子の「落第だけはやっと免れた」という言葉を聞いて、笑って許すとしたら、その子は、勉強以外のなにか大切なことで、力があると認められているのであろうと思います。その力を認めているからこそ、成績などは小さなことになるということなのではないかと思います。

どくたーT@管理人(666) 題名:モチコ様の感想 投稿日 : 2003年3月5日<水>22時30分/東京都/男性/おじさん
 
ここに書き込まれる方の庄野文学への視点は、皆様それぞれで、それぞれ私の思いもしなかったことに着目されるので本当に楽しみです。
モチコ様もその一人です。私も「懐かしきオハイオ」は読んでおり、モチコ様の書きこまれた文章も見たような気がするのですが、そのときスッと読んでしまったに違いありません。

考えて見ると、モチコ様が書き込んでいるように、庄野さんが子供の受験や進路に悩んだり深くのめり込んだりした様子は、彼の作品を読む限り、窺えません。「絵合せ」のように、受験生が登場する作品は書いているのですが、子供たちの受験勉強に対しても、割と突き放した書き方をしているように思います。
これは、多分、庄野さんにとって受験は結局自分の問題だ、という感覚があるのと、家族が集まって団欒する喜びの方が重要だ、という思いがあるのでしょうね。


子どもの成績について
第三のファン(672) 投稿日 : 2003年3月9日<日>02時56分/東京都/男性/20代前半
 
ご無沙汰していましたが失礼します。
全くのうろ覚えで手元に文章もないので、正確ではありませんが、庄野先生の作品に長女を私立の小学校に入学させるために縁故を使って父親が奮闘するといった短篇があったように思います。
結局くじ引きで長女は不合格になってしまうのですが、その際父親は、自分たち親ばかりが一生懸命になって、子どもの気持を忖度しなかった事を反省するといった内容だったはずです。ここにも初期作品に特徴的な人生の悲哀と、家族の温かさといったものの混合がみられ、何とも味わい深い作品だと感じます。この長女が夏子さんだとすれば、私立小学校に落ちたことは良い事だったかも知れませんね。

どくたーT@管理人(674) 題名:「桃李」ではありませんか 投稿日 : 2003年3月10日<月>00時52分/東京都/男性/おじさん
 
第三のファン様のご指摘の作品は、第2創作集「プールサイド小景に」収載されている、「桃李」ではありませんか?ただし、「桃李」 では、第三のファン様が仰っている
>その際父親は、自分たち親ばかりが一生懸命になって、子どもの気持を忖度しなかった事を反省するといった内容
というほどストレートな内容あまりなく、もっとあっさりとした印象だったので、違うのかもしれません。

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