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◎みわ(607) 題名:ありがとうございます
投稿日
: 2003年1月21日<火>00時18分/大阪府/女性/20代後半 |
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ドクターTさん、返信ありがとうございます。気になってた内容がわかりました。ちょっと庄野先生っぽくない作風だと思いました。
いろいろ調べてくださってありがとうございました。
またときどき書き込みします。
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◎どくたーT@管理人(606) 題名:「月給泥棒」について記されたサイト
投稿日
: 2003年1月19日<日>00時17分/東京都/男性/おじさん |
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映画のクレジットが喜斎されているページにリンクをはりました。
もう閉鎖されてしまった「日のあたらない邦画劇場」というサイトにこの映画の感想が書いてありましたので、写します。
月給泥棒
1962年/東宝/宝田明・主演/岡本喜八・監督/松木ひろし・脚色
宝田明のサラリーマンコメディ。なんで植木等はでてこないの?
大手カメラ会社の社員・宝田明は、イヤミな上司・中丸忠雄のご機嫌とりに忙しい超お調子者である。
彼のあだ名は「出世計算機」という。
ある日、さる国の石油王・ジェリー伊藤が商談のために来日するという情報を得た宝田はひとやま当てようと馴染みのホステス・司葉子をジェリーにあてがって商談を有利にすべく工作を開始する。恋人を出世の道具にするという卑劣な宝田明だったがライバルのカメラ会社としのぎを削るさなか、司葉子にゾッコンになったジェリーに頼まれて彼女に飲ませようと隠し持っていた「惚れ薬」をジェリーに飲ませてしまうという失態を演じてあっさりクビになる。
「出世計算機」として辣腕を奮っていたかれはいつの間にか「月給泥棒」というあだ名をつけられて会社を追い出されることに。宝田明に愛想をつかして一度はジェリー伊藤と結婚しそうになった司葉子が、実は第四夫人だったという地位に立腹して帰ってくると、宝田はちゃっかりライバルメーカーに就職を果たしているのだった。
どこから見ても「無責任シリーズ」。宝田明はその長身とスマートさと下品さが身上であるから、植木等のサラリーマンとはかなり趣が異なる。ノホホンとした東宝のサラリーマン映画を、もちまえの「バカ笑い」で蹴飛ばした「無責任男」のような爽快さはない。
この映画の最大の収穫は「ヘンな外人(死語ですな)」ジェリー伊藤である。日本の企業の接待、多くはお座敷で芸者をあげてのドンチャンさわぎであるが、これに正座で参加した彼は当然ながら足が痺れてくる。造作の大きい顔を苦痛に歪めて百面相、あわてて立ち上がって六方を踏むようによろけて小気味良くコケる。全体的にテンポとリズムが軽快なところは後の「ああ爆弾」への突入を予感させる。
「惚れ薬」を飲んでしまった後の豹変ぶりにも大笑い。最後に司葉子を妻として迎え入れるのだが、彼の母国は一夫多妻制だったので、順列後位に腹を立てた司葉子はさっさと帰国してしまうのだった。司葉子にネコみたいに甘える(じゃれる?)ジェリー伊藤が愛くるしくていい。大げさな演技も「外人」ならでは?と許せてしまうのだった。
宝田明の不完全燃焼に対して、ジェリー伊藤の熱演がやたらと光ったが、個人的にびっくりしたのは、およそ世間一般のサラリーマン顔とは天文学的数値で差別化をはかっている中丸忠雄の「サラリーマン」姿であった。単なるカタギの中間管理職、しかもデスクワークなんて、それまでのキャラクターを見慣れている私には到底信じられないもんだから、実はウラで拳銃の密輸でもしてるのでは?という疑念が最後まで晴れなかったが、宝田明に出張の手土産をもらってニコニコしているただの人だった(キザだけど)。迫力のある御面相を「黒ブチ眼鏡」でカモフラージュしていたのが印象的だった。
こういう内容からすると、庄野さんにとっては不本意だったのかもしれません。
http://www.jmdb.ne.jp/1962/cl003930.htm
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◎どくたーT@管理人(605) 題名:「月給泥棒」について
投稿日
: 2003年1月19日<日>00時10分/東京都/男性/おじさん |
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この映画は私も見たことがありませんが、確かに庄野潤三「タゴンさんの恋人」が原作の様です。ところが、この作品は、昭和49念3月に講談社の全集に掲載された自作の年譜にも書かれておりません。庄野さんにとって不本意な作品だった、ということなのかもしれません。私も原作は読んだことがありません。
なお、映画自身は岡本喜八の作品なので、現在でも見ることは可能なようです。映画に関する簡単なメモは以下の通りです。
月給泥棒 東宝
無責任シリーズの番外編みたいな、サラリーマン喜劇。カメラ会社の営業マンが、ライバル社と大口取り引きを競う。外国の貿易商に扮するジェリー伊藤が音楽にあわせて見せるパントマイムは、抱腹絶倒!
出演:宝田明、司葉子、宮口精二、浜村純
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◎みわ(602) 題名:ありがとうございます
投稿日
: 2003年1月17日<金>00時44分/大阪府/女性/20代後半 |
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タマシャム様、早速のご返信ありがとうございます。庄野先生に似つかわしくないタイトルだったので、頭の中がはてなマークで一杯だったのですが、「タゴンさんの恋人」ますます気になってしまいました。いつか読んでみたいです。ほのぼのとした内容なのでしょうか?
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◎タマシャム(599) 題名:ごめんなさい
投稿日
: 2003年1月15日<水>05時02分/広島県/男性/50代後半 |
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書き込みができたと喜んで読み返してみたら、映画の題名を間違えていました「結婚泥棒」ではありません「月給泥棒」です。
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◎タマシャム(598) 題名:原作は読んでいませんが
投稿日
: 2003年1月15日<水>04時56分/広島県/男性/50代後半 |
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みわ様はじめまして。映画「結婚泥棒」は、私は観ておりませんが、原作は昭和31年5月「オール読物」に掲載された「ダゴンさんの恋人」のようです。この作品は全集にも作品集にも入っていません。脚本は松本ひろしさん、監督は岡本喜八さんとなっています。
ここ数日いくら書き込んでもうまくおくれないので、この書き込みうまく送れるかどうかわかりませんが、とりあえずお送りします。
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